Laureola属はトゲトゲの体が特徴のダンゴムシが多い属です。
丸っこいダンゴムシとはまったく違う独特なフォルムがチャームポイントですが、その飼育難易度は全体的に高く「壊滅させてしまった」という話が結構あります。
とはいえ初期導入数を多くすることと決められた飼育方法さえ守れば長期飼育も可能です。
ダンゴムシの学名は複雑です。本図鑑で紹介する流通名は学名ではありませんのでご注意ください。
ー難易度の定義ー
★…簡単
★★…比較的簡単
★★★…普通
★★★★…やや難しい
★★★★★…難しい
ー索引ー
名称:アイボリースパイキー
流通名:Laureola sp. “Ivory spiky”
生息地:ベトナム周辺
飼育難易度:★★★★☆
繁殖難易度:★★★☆☆
ー特徴ー
トゲトゲの白いボディが特徴の可愛らしいダンゴムシ。
フォルムからは全く想像つかないが、れっきとしたダンゴムシでしっかり丸くなる。
生態は詳しく分かっていないため、曖昧な飼育方法しかないが「湿度に弱く通気性が必要」という乾燥系を思わせるような特徴を持つ。
とはいえ湿度も多少必要なようで、湿度と乾燥の塩梅さえ分かれば長期飼育は可能であるよいえる。
繁殖に関しても、生体を長期飼育できれば比較的簡単に行えるようだ。
ただし移動やストレスに弱く初期落ちが多いので導入数を多くする必要がある。
名称:ホワイトスカル
流通名:Laureola sp. “White Skull”
生息地:ベトナム周辺
飼育難易度:★★★★☆
繁殖難易度:★★★★☆
ー特徴ー
白と黒のモノトーンダンゴムシ。
ドクロのように見える胸部と体から突き出た鋭いトゲトゲがとてもクール。
一見凶暴そうに思えるがかなり繊細で、ストレスにより初期落ちしやすい種類と言われている。
また、同じラウレオラ属のアイボリースパイキー同様蒸れに非常に弱く湿度管理を間違えると一瞬で壊滅してしまう。
長期飼育のコツとしては「導入数を多くする」「通気性確保」「下からの蒸れを防ぐ」がキーワードになってきそうだ。