なぜダンゴムシがいいのか?ダンゴムシ飼育の魅力と楽しみ方を徹底解説。

どうも。

マカイヤです。

本日はダンゴムシの魅力を伝えるべく、記事を書くことにします。

僕の感じるダンゴムシの魅力、そして飼育の楽しみ方について徹底的に話していきましょう。

目次

ダンゴムシの魅力について

みなさん。

ダンゴムシと聞けばどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?

一般的なダンゴムシのイメージとしては、幼少期に慣れ親しんだ、どこにでもいる虫といったところでしょうか。

もしくは、ガーデニングをしている人や虫嫌いな人であれば「気持ち悪い」「害虫」といったイメージでしょう。

確かにそういわれても過言ではありませんが、ここで一つみんなの持つダンゴムシへのイメージを変えてみましょう。

『そもそもダンゴムシは虫ではありません。』

甲殻類の仲間なのです。つまりはエビやカニと同じです。

ダンゴムシがダンゴエビという名前であれば強制的に「害虫」とはいえなくなり、名前の響きからむしろ愛らしくかんじるのではないでしょうか?

どうですか?

少しダンゴムシについてイメージが変わったでしょうか?

ここまで読んで変わったという人もいるかもしれませんが、変わらない人の方が多いでしょう。うむ。なかなか頑固な人だ。

それではそのような方々のために、ダンゴムシの魅力について紹介していきましょう。

ダンゴムシの魅力

「ダンゴムシ」が虫でないことを伝えても人のイメージはそうそう変わるものではありません。というわけで僕の思う魅力についてがっつり書かせていただきます。

①多様性がすごい

ダンゴムシの魅力は何といってもこれでしょう。「多様性」です。

ダンゴムシをどこにでもいる普通の虫としか思わない方は、おそらくオカダンゴムシしか見たことないのではないかと思います。(見たことある人は失礼しましたm(ー。ー)m)

そのような方は、人気のない浜辺を徘徊してみてください。

足元を観察しながら歩いていると運が良ければ「!」とエクスクラメーションマークが飛び出るはずです。

そうです。そこで見ることのできるダンゴムシ。

それが【ハマダンゴムシ】になります。

このように町中には町中のダンゴムシ、浜辺には浜辺のダンゴムシ、山には山のダンゴムシと多様化していったダンゴムシを確認することができます。

また海外には多くの種類のダンゴムシも存在し、まだ見ぬダンゴムシに出会う可能性もあります。

国内だってそう。新種のダンゴムシが発見される可能性も多く秘めています。

このようにダンゴムシは非常に多様性がありコレクション性のある虫(甲殻類)といっても過言ではないでしょう。

一時期はやったナメコアプリのようにダンゴムシコレクションを増やしていくのも面白いかもしれません。

②可愛い

ダンゴムシは基本的に可愛いです。

その可愛さはおそらくその体の丸さにあります。丸い動物、例えば猫などは視覚的に、他動物の母性本能をくすぐるといわれています。

子供のころにダンゴムシを見て平気で触れたのは、ダンゴムシ=害虫というイメージがなく、丸みを帯びていて攻撃性がない生物と無意識に知っていたからでしょう。

またダンゴムシの可愛さにはその目にあると思っています。

ダンゴムシの目は個性的な目をしており、まん丸なもの、少しツンと吊り上がったもの、昆虫チックなものと様々です。

「ダンゴムシの目を見て楽しむ」

このようなことができるのもダンゴムシの魅力の一つであり、可愛さの1要因と思います。

④美しい

Cubaris sp. “Orange Freezy”
Cubaris sp. “Orange Freezy”

ダンゴムシは美しい生物であると思います。

【ジュピター】をはじめとするカラーリングをたのしめる種類は非常に美しく、実物でみるとより一層「はっ」と心を奪われるでしょう。

また造形美であることも間違いないです。

【モンテネグロダンゴムシ】は白いスポットとオレンジ色の縁が美しいダンゴムシです。この模様は捉え方によるとグロテスクに見えますが奇蟲としての造形としては完璧です。毒々しい色合いは、ハマる人にはハマるでしょう。

また、【ラウレオラ種】【スピノサス】といったトゲトゲ系のダンゴムシはまさしく造形美で、妖怪や恐竜、怪獣のような面白さを持ち合わせています。

純粋な綺麗さ、グロテスクさ、怪獣ぽっさなどの色合いや造形を楽しむのもダンゴムシ飼育の魅力です。

⑤飼育が簡単

ダンゴムシは比較的飼育が簡単です。

比較的というのは中には難しい種類もあるという意味ですが、やはり基本簡単です。

特に普及している【マジックポーション】【ムリカタム】【パンダキング】などの基本種と呼ばれるダンゴムシは安く入手ができかつほぼほぼ放置気味で飼育できます。

また難しいとよばれる種類も、毎日世話をする必要もなく、生存確認くらいで大丈夫でしょう。

他にもダンゴムシが簡単な理由として「運要素が絡んでくる」ということが挙げられます。

つまり飼育方法が完全確立されていないダンゴムシ界隈では、飼育を始めたばかりのビギナーでも増殖することができ、かつ管理できる可能性があるということです。

飼育者の生活環境や管理方法に依存するダンゴムシは相性が合えば、難易度が高いと呼ばれる種も案外簡単だったりします。

基本種をベースとしレアな種類にも手を出してみると、長期飼育が楽しめ、長い趣味として飼育者の生活を支えてくれるでしょう。

⑥省スペース

ダンゴムシ飼育の魅力・メリットとして外せないのが「省スペース」です。

ダンゴムシは小さな生き物。そしてあまり広い空間を必要としない生き物であるので、虫かごより小さな100均一のコレクションケースで飼育することも可能です。

僕もオリジナルケース【ダンゴの実】を開発しそこで飼育しています。

コレクション性のあるダンゴムシを飼育するにはこの「省スペース」といったメリットは欠かせません。

自分だけの小さな箱庭を作っていきましょう!

⑦勉強になる

ダンゴムシは身近な存在。そのくせあまり生態が分かっていない存在でもあるので相当に勉強になります。

難易度の高い種類に挑戦する場合は、想像以上に幾多の壁を乗り越えなければなりません。

この時、どうやったらダンゴムシを長期飼育できるのかどうやったらダンゴムシを繁殖できるのか、情報収集したり推測したりすることになります。

この作業が日々の生活を豊かにしてくれます。

また、子供たちの研究対象として飼育してみるのも面白いかもしれません。

夏休みの自由研究等でダンゴムシを研究してみてはいかがでしょうか?

⑧副業になる

ダンゴムシを育成していると、爆産する場合があります。

飼育して増えすぎた場合は販売してみましょう。

ダンゴムシ飼育で副業している人も結構見かけます。(※ただし大半の飼育舎は、販売して設けたお金で新種に手をだしたり研究に力を注ぎ赤字になっていますが…)

それでも、日々の生活の足しになることや、趣味への投資ができることを考えれば、ダンゴムシを飼育することはメリット以外の何者でもないでしょう。

⑨寿命が長い

ダンゴムシは意外と長い寿命を持っています。

日本で見かけるオカダンゴムシは3~4年以上の寿命を持つようです。

このことをベースに考えると、ダンゴムシはどの種類も案外長い寿命を持っていると言えるのではないでしょうか?

⑩お金がかからない

ーダンゴムシにかかるコストの例ー

・生体     :1000~

・腐葉土    :400~1000

・ケース    :300~1000

・ミズゴケ   :300~1000

・エサ     :100~

・シェルター  :100~1000

・エサ皿    :無料~300

・電気代・水道代:人による

比較的高い希少種を除いては、さほどコストがかからないのがダンゴムシ飼育のメリットといえるでしょう。

生体も哺乳類や爬虫類、またその他の虫類に比べると安く入手できます。

また用品自体も安いので全体的にお金のかからない趣味と言えます。

上記の表は飼育コストの一例です。参考にしてください。

※ただし沼にはまらないように注意してください。

⑪達成感がある

ダンゴムシ飼育は達成感の塊で、かつ比較的はやく達成感を得られる趣味なのではないかと感じます。

まず所有するダンゴムシをSNSにアップすると多くのおだんごぶりーだーがいいねをくれるでしょう。

そして次に繁殖。試行錯誤し愛情を注いだダンゴムシが繁殖した時は、何とも言えない達成感に見舞われます。

「俺は(私は)おだんごぶりーだーだ!!」

そうなのです。

繁殖までいけると自信をもってそう名乗っていいでしょう。そして、販売・研究・友人増加等、だんだんとその先にある夢が浮かびあがってきます!!

ダンゴムシ飼育において、達成感と希望を感じることができるのは最大の魅力・メリットと感じます。

このようにダンゴムシ飼育には多くの魅力が眠っています。

他にもたくさんありますが、それは皆さんが実感してみてください。

ダンゴムシ飼育のデメリットは?

基本的に無いと言いたいところですが、やはり気になる人は気になるようなので一応書いときましょう。

①虫嫌いには難しい

こればかりはどうともできません。

やはりどうしても苦手な人もいるもので、虫嫌いには相当きついと思います。

自分が虫好きでなかったとしても、家族やパートナー・友人が虫嫌いであれば相当叩かれることを覚悟しなければいけません。

②ケース内にカビが湧く可能性がある

ダンゴムシ飼育のデメリットとして飼育内にカビが湧く場合があるということです。広いケースだとあまり心配はいらないのですが飼育初期で土壌に微生物が存在しない環境においてはカビが湧く場合があります。それでも気にならない範疇ではありますが…

これらは長期飼育していると落ち着くといわれていますが、ある程度は覚悟しておく必要はあります。

カビ防止の方法として【アカイボトビムシ】を共生させるという方法があります。

③沼にはまる

これがダンゴムシ飼育の最大のデメリットかもしれません。

ダンゴムシは非常に沼にはまりやすい趣味です。

例えば、最初は愛玩動物としての購入だったものが次第に興味本位での購入に移行していきます。

次第に、どうしても新種が欲しくなりせっかくダンゴムシ飼育で稼いだお金を新種投資に使うなどしてしまいます。

また、種類が増えすぎると管理時間も長くなってきます。

このようにブレーキが効かなくなる恐れがあるので、「何種類まで」「管理時間は何分まで」と予定を決め飼育するといいでしょう。

なお「ダンゴムシに全勢力をかけたい」と思う猛者は是非「沼」を楽しんでください。

それはそれで楽しいですよ。

結論「ダンゴムシ飼育は魅力がたくさん!」

はい。

というわけで結論なのですが、「ダンゴムシ飼育は魅力がたくさん」と自信を持って言えます。

実際には、本日紹介した以外の魅力もたくさんあります。

それは是非みなさんの目で確かめていってください。

さぁ、みんなも「おだんごぶりーだー」を目指しましょう!

では!

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この記事を書いた人

九州出身の会社員。
ダンゴムシのフォルムに魅了され『ダンゴムシマガジン』を作成するに至る。
アイボリースパイキー、ジュピター等多数飼育。
その他自然散策が趣味。

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