ア行のダンゴムシを紹介します。
ダンゴムシの学名は複雑です。本図鑑で紹介する流通名は学名ではありませんのでご注意ください。
ー難易度の定義ー
★…簡単
★★…比較的簡単
★★★…普通
★★★★…やや難しい
★★★★★…難しい
ア
名称:アイボリースパイキー
流通名:Laureola sp. “Ivory spiky”
生息地:ベトナム周辺
飼育難易度:★★★★☆
繁殖難易度:★★★☆☆
ー特徴ー
トゲトゲの白いボディが特徴の可愛らしいダンゴムシ。
フォルムからは全く想像つかないが、れっきとしたダンゴムシでしっかり丸くなる。
生態は詳しく分かっていないため、曖昧な飼育方法しかないが「湿度に弱く通気性が必要」という乾燥系を思わせるような特徴を持つ。
とはいえ湿度も多少必要なようで、湿度と乾燥の塩梅さえ分かれば長期飼育は可能であるよいえる。
繁殖に関しても、生体を長期飼育できれば比較的簡単に行えるようだ。
ただし移動やストレスに弱く初期落ちが多いので導入数を多くする必要がある。
イ
名称:イエローパンダ
流通名:Merulanella sp. “Yellow Pannda”
生息地:ベトナム周辺
飼育難易度:★★★★★
繁殖難易度:★★★☆☆
ー特徴ー
黒いボディに黄色のカラーが入ったカッコいいダンゴムシ。
樹皮の下によく隠れ、見つかると猛スピードで逃げるその様はまるで「忍者」のよう。
メルラネラ属の一種とされているが詳しく分かっておらず、その生態も一般的に言うメルラネラ属とは違っている。
そのため他のメルラネラ属と同じ飼育環境で飼おうとするならば大やけどする。
また値段も値段で結構クセのある種類なので、飼育難易度は★5としておく。
繁殖については増やすことは可能との情報が多数あったので★3。
ウ
エ
オ
名称:オカダンゴムシ
学名:Armadillidium vulgare
生息地:国内および海外
飼育難易度:★☆☆☆☆
繁殖難易度:★☆☆☆☆
ー特徴ー
国内でも見かけるダンゴムシで「Theダンゴムシ」的な存在。
あまりにもよく見かけるため日本固有の生物に思えるが、実は外来種とされており明治時代にヨーロッパから入ってきたとされている。
飼育難易度は容易で、極端に放置しない限りは意外と簡単に繁殖する。
マジックポーションはオカダンゴムシの色変個体。
(写真提供:Kotohaさん)
名称:オレンジフリージー
学名:Cubaris sp. “Orange Freezy”
生息地:マレーシア
飼育難易度:★★☆☆☆
繁殖難易度:★★★☆☆
ー特徴ー
透明感のあるオレンジの色が美しいダンゴムシ。
比較的丈夫で初心者向けのダンゴムシではあり繁殖も容易とされている。
しかしダンゴムシ全般的に言えるのが飼育者との相性が結構あり筆者の家ではベビーが生まれるがなかな育たないという事態に陥っている。
ベビーを生ませるだけなら確かに容易だろう。