ダンゴムシの基本的な飼育方法を紹介。ダンゴムシを飼育してみよう!

こんにちは。マカイヤです。

本日はダンゴムシの基本的な飼育方法に関して紹介していきます。

特に本記事はダンゴムシ飼育初心者に関しての記事ですので、これからダンゴムシ飼育を始めてみたいという方がいれば是非参考にしてみてください。

-この記事をオススメしたい人ー

・ダンゴムシ飼育に興味を持った人

・ダンゴムシを飼育してみたい人

・ダンゴムシ飼育初心者

・飼育しやすいダンゴムシを知りたい人

目次

ダンゴムシ飼育の面白さ

飼育方法の前に、ダンゴムシ飼育に興味を持ってはいるけど躊躇している方々へダンゴムシ飼育の面白さを伝えることとします。

ダンゴムシ飼育が確定している人は、この章を飛ばして次の章の基本的な飼育方法を読みましょう。

さてダンゴムシ飼育ですが…

結論からいうとダンゴムシ飼育は奥が深くて面白いです。

飼育挑戦への敷居が低いだけでなく、奥が深いので初心者から上級者まで楽しめる長く続く趣味になるでしょう。

ではダンゴムシ飼育のどのようなところが面白いかを下記にて解説していきましょう。

①癒しになる

ダンゴムシ飼育はとても癒しになります。小さなケースに土と落ち葉と樹皮を敷き詰め机の上に置く。

これだけで机の上に不思議な空間が出来上がります。

たまにちょこんと顔をだすダンゴムシは不思議の空間の住人。見ていて癒されます。

②繁殖が楽しい

ダンゴムシ飼育の醍醐味といえば繁殖でしょう。

比較的増えやすい生物なので、お子様をお持ちの方は教育として楽しむことができます。

また珍しい種類のダンゴムシを増やした時の達成感ときたらもう…

これが初心者から上級者まで楽しめるといった理由です。

③ダンゴムシには夢がある

ダンゴムシ飼育を始めたいと思った方は躊躇せずに始めるべきです。

ダンゴムシ飼育には夢があります。

クワガタやカブトムシ、メダカや植物など多くの生き物がペットとして、そして研究対象としてこれまでの歴史のなかで扱われてきました。そのおかげでこれらの生物はペットとしての地位を確立し、また生態研究としてもかなり進んでいます。

しかしダンゴムシは違います。

ダンゴムシの生態や飼育方法は最近になって徐々に解明されはじめているのです。つまり逆をとると、まだ解明されてない部分が多いのもダンゴムシになります。

そうです。ダンゴムシの飼育を確立したい方やダンゴムシの生態について新たな発見をしたい方は迷わずダンゴムシ飼育を始めるべきです。

万が一新しい発見やレア種の飼育方法の確立をすれば有名になること間違いなしです!

そんな希望を自分の机の上に置いて育ててみませんか?

とまあこんな感じでダンゴムシ飼育の面白さを紹介させていただきました。

他のダンゴムシ飼育のメリットについては下記記事を参照ください↓↓

飼育しやすいダンゴムシと基本的な飼育方法

続いて飼育しやすいダンゴムシと基本的な飼育方法について解説していきます。

飼育しやすいダンゴムシは?

結論からいうと初心者にオススメするダンゴムシは間違いなく【マジックポーション】になります。

【マジックポーション】は日本にも生息するオカダンゴムシの色違いになります。元がオカダンゴムシというだけあって非常に丈夫な個体が多くレイアウトさえしっかりしていればそうそう落ちることがありません。

もしダンゴムシ飼育で絶対失敗したくないのなら【マジックポーション】を選択すべきです。

もう一つお勧めするのは【直感で素敵と思ったダンゴムシ】ですね。

自分の好きなダンゴムシは必ず大切にし絶対に増やそうと努力します。「好きこそものの上手なれ」ではないですが、好きな種類を購入するというのも初心者にはいいかもしれません。

とはいえこんなこと言ったら失敗した時に批判を受けそうなので【マジックポーション】がいいと言っときます(笑)

名称飼育難易度繁殖難易度値段
マジックポーション簡単遅いが簡単50~200円/匹
パンダキング比較的簡単比較的簡単100~300円/匹
ペラッカエ簡単比較的簡単50~200円/匹
ムリカタム簡単比較的簡単200~300円/匹
パークチョン比較的簡単早いが産む数は少ない200~300円/匹
スピノサス比較的簡単遅いが簡単1500~3000円/匹
飼育が簡単とされるダンゴムシの各難易度と値段

他にも人によって飼育しやすい相性のいいダンゴムシもいるようなのでいろいろ試してみると面白いでしょう。

飼育環境に関して

ダンゴムシを深く追求していくとそのうち多湿系や乾燥系といった環境耐性の壁にぶつかります。

ですが上記で紹介したような比較的丈夫なダンゴムシは多湿系、乾燥系どちらもOKな場合が多いです(※といっても極端な乾燥や多湿はダメです!)

今回は丈夫なダンゴムシの基本的な飼育環境について書いていきましょう。

ーダンゴムシ飼育に必要なものー

・ケース(初心者は少し大きめの方が管理が楽)

・腐葉土(ダンゴムシの非常食兼隠れ家)

・樹皮やコルク(シェルターになる)

・葛の葉(非常食兼色上げ)

・エサ(テトラフィン等)

・ボレー粉(カルシウム)

・ミズゴケ(湿度を保ち吸水場にもなる)

・エサ皿(地面を劣化させないためにも必要)

・暖房設備

上記の用具について順を追って説明していきましょう。

ケース(100円~数千円)

必ず必要になってきます。通常の虫かごでも構いませんが極度な乾燥を防ぐ兼コバエ防止のためにもコバエシャッターやクリアスライダーをオススメします。また自作で作るのもなかなか面白いです。

腐葉土(300円~1000円)

腐葉土に関しては選定に気を使います。園芸コーナーの腐葉土は非常に安く良質なものもあるのですが、なんせ園芸用ですから防虫剤が散布されているリスクもあります。オススメするのはThe腐葉土です。安全かつダンゴムシ飼育のために作られたような腐葉土ですから。

樹皮やコルク(300円~1000円)

これは隠れ家です。ダンゴムシはかなり日陰を好む生き物。直射日光や室内灯にさらさないためにもシェルターは必須です。特にオカダンゴムシなどを外で飼育するときは必ず直射日光対策として導入をしましょう。

葛の葉(100円~700円)

雑食性のダンゴムシには植物も必要?です。隠れ家としての効果もあるので是非与えましょう。また種類によっては葛の葉が色上げの源となるので積極的に導入したほうがいいアイテムです。葛の葉に至っては野外採取も可能ですが、薬剤散布されている場合もあるので注意が必要です。ちなみに私は株式会社リーフの葛の葉を使用しています。

エサ(100円~500円)

ダンゴムシの餌の代表格といえば熱帯魚の餌です。特にテトラフィンが人気のようです。またオリジナルフードを自作で作っているブリーダーもいます。

ボレー粉(200円~700円)

カルシウム源になります。ダンゴムシの殻はカルシウムでできているので成長に必須な栄養ということになります。また脱皮不全にも関係あるそうです。

ミズゴケ(300円~700円)

乾燥に強いダンゴムシでもカラカラの状態では全滅してしまいます。水分補給、そして湿度調整という面でも湿らせたミズゴケは導入するべきです。これも園芸用がありますがなるべく生物用のものを使用しましょう。

エサ皿(無料)

マットを悪くさせないためにも必須です。またこれを使用することで管理が楽になります。ペットボトルの蓋を加工したものを使用するといいでしょう。

暖房器具

正直これが一番厄介です。オカダンゴムシ系は大丈夫かと思いますが熱帯系のダンゴムシは当然ながら寒さに弱いです。暖房をつけっぱなしにするとその分費用がかさみます。出費を抑えるために園芸用のヒーターを使用し簡易温室を作っている人を多く見かけます。

これらが飼育に必要な用品になってきます。

もしこれ以外にも必要な用品があればコメント欄で教えてくれると助かります。

基本的なダンゴムシ飼育方法

簡単なダンゴムシならば飼育に関してはそこまで気を使う必要はありません。

下記で紹介することを実践すれば長く生きてくれるし勝手に増えていきます。

配置は湿度勾配をつけてが基本

ダンゴムシ飼育のレイアウトで一番心がけて欲しいのは湿度勾配です。

湿度差をつけることによってダンゴムシが好きな環境に移動することができます。

そういった点でも大きいケースはオススメできます。

画像は左側に乾燥地帯、右側にミズゴケを敷き詰めた湿地帯を作っています。

このような勾配を作ってやることで長期飼育が可能になります。

エサ皿は2日に1回は見よう

ダンゴムシは環境に慣れてきたり数が増えるとエサ皿のエサが結構早くなくなります。また初期段階ではカビが発生しやすいため2日に一回は確認して交換するようにしましょう。もしめんどくさい時や時間がない時は3日に1回でも案外大丈夫です。ただし非常食である腐葉土はしっかり補充しましょう。

霧吹きはミズゴケが渇きそうになったら湿らせよう

ミズゴケがからからになる前にミズゴケを湿らせましょう。ミズゴケは湿度の良い指標になります。加湿しすぎてべちょべちょの状態もあまりよろしくないですが、乾燥気味になると少し危険です。濡れたおしぼりくらいの状態をキープしましょう。腐葉土に関しても同様で乾燥させすぎにちゅういしましょう。

腐葉土の補充や交換

腐葉土はエサになるので消耗品です。また糞尿で汚れてしまうとアンモニアによりダンゴムシが全滅してしまうかもしれません。数か月に一度は補充や一部交換を行ってやるといいでしょう。

【マジックポーション】であれば少々さぼっただけでは壊滅しません。神経質になりすぎず放置しすぎない程度にゆっくり管理していきましょう。

まとめ

以上がダンゴムシ飼育の基本的な飼育方法になります。

一応簡単にまとめます。

ーまとめー

・ダンゴムシ飼育は夢があって面白い

・ダンゴムシの飼育は基本簡単

・ダンゴムシ初心者は【マジックポーション】を検討すると安全

・飼育の初期投資も少なくて済む

・電気代は考える必要がある

・飼育の環境づくりも楽

これからダンゴムシを飼育してみたいという方は絶対始めるべきです。もし始めるなら【マジックポーション】。

これから賑わうであろうダンゴムシの世界を全員で一緒に盛り上げましょう!!!!!

では。

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この記事を書いた人

九州出身の会社員。
ダンゴムシのフォルムに魅了され『ダンゴムシマガジン』を作成するに至る。
アイボリースパイキー、ジュピター等多数飼育。
その他自然散策が趣味。

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